平成28年5月号 No.10
鍼灸治療と視力回復健康法
新緑が目に鮮やかな季節となりました。
皆様は、テレビやパソコン、スマホなどで目や肩が疲れていませんか?
5月の生き生きとした緑の中、時にはゆっくり休むのもいいですよ。
鍼灸治療とは…
鍼灸の歴史は、中国で発祥した治療法で、その起源は5~6世紀ごろと言われています。日本に伝わってから1000年以上もの歴史があります。
鍼は痛い、怖いと思いがちですが、注射針や縫い針のような痛さはなく、針の細さは、髪の毛より細いのです。皆さん心地良く受けていらっしゃいます。
お灸は、薬草と知られるヨモギを使い、温度は徐々に上がっていくため、それほど熱く感じません。体の内側から温まります。
鍼灸療法には、肩こりや腰痛がひどくなった時にしか効果がないように思われがちですが、多くの辛い症状や様々な病気に効果があります。
第1にあげられるのは「自然治癒力」です。人の身体は、弱った所や病気があると自分で治そうとする力を持っていますが、その力を高め、血液循環・内臓・免疫等の働きを正常に戻すことにより、痛みや疲労の原因となる物質を排除してくれます。
またWHO(世界保健機関)で認められた鍼灸で効果の出る症状があります。
- 神経系…神経痛、自律神経失調症、頭痛、めまい
- 運動器…関節炎、リウマチ、五十肩、腱鞘炎
- 循環器…動脈硬化、動悸、息切れ
- 呼吸器…ぜんそく、かぜ
- 眼科系…目の疲れ、かすみ目
- 婦人科…冷え性、更年期 など
副作用のない鍼灸治療は、健康の維持・疲労回復・成人病予防等を目的として定期的に受けることをオススメします。
視力回復健康法
100円メガネ健康法
1日5分、100円ショップで買える「+2度の老眼鏡」をかけるだけで、目の筋肉がほぐれ、ピント調整力がアップします。
- 100円メガネをかける
普段メガネやコンタクトをしている人は、その上からかける。ピントを合わない状況を強制的につくることで、目の筋肉を緩めることが目的。
目の油 分泌マッサージ
まぶたには、涙の質をよくする油を分泌するマイボーム腺があります。やさしいマッサージでまぶたの血流を改善します。
- まぶたを上下に優しくさする(上から下、下から上に各10回)
- 目頭から目尻に向かってさする。(目の周りの骨に沿って、各10回)
- 上下のまぶたを軽くつまむ。(親指と人差し指でやさしくつまんで、各5回)
ホットアイ
目を温めると、目の周りの血流がよくなり、老廃物質が流されると同時に油の分泌が促されます。温熱効果でリラックスして疲労回復に効果的です。
- 目をつぶってホットタオルをまぶたの上に乗のせる。(5分間)
その他
- 目に良い栄養素を食事に取り入れる。
ホウレンソウ、ブロッコリー、グリンピース、ブルーベリー、ナス、サツマイモ、レーズン、サバ、イワシ、マグロ、アジ、カツオ、クルミなど - 紫外線から目を守る。
- 目の負担を軽減
以上の事をやると視力回復に効果がありますが、気導術を受けることにより、より効果が期待できます。